小学生の漢字書き取りを見ていると、書き順をまちがえて覚えている子をよく見かけます。

その中でも、そもそも書き順を無視して漢字を覚えようとしている子が増えてきた気がします。

たとえば、次のような漢字。
20201009141136_00001こういう書き方をする子は、字をデザインや図のようにとらえて、何とか同じ形を描こうとしているのかもしれません。

多くの子は、字を映像イメージでとらえているので、まず正確さに欠けます。

そして、一番の問題は、再現性が低くなる(ほとんどなくなる)ことです。

左の例でいえば、「馬」を例のように書く子の中には、次に「馬」を書くときに、下から上に一筆書きしようとする子もいます。

つまり、漢字を最初に映像イメージでとらえると、一字一字、その都度イメージしなければならないから、なかなか漢字を覚えられなくなります。

小学校で習う漢字は、今は1026字。それだけでも、一つ一つ他の字と関連付けることなく覚えるのは至難の業だと思います。中学生になれば、常用漢字を全部読めるようにならないといけないから、字数は2136字に増えます。一字一字覚えるのはますます大変です。

漢字の書き順は、字の書き方をある程度パターン化したものなので、書き順を覚えれば、一字一字の形を覚えるよりも、効率的に字を習得できるはずです。

中学生になると、書き順までうるさく言われなくなるので、余計に漢字が苦手になってくる。

だから、小学生のうちは、書き順に忠実に字を覚える努力をしていきましょう。