将来、漠然とでも「進学しよう」と思っているのなら、高校は、いわゆる「進学校」に行った方がいい。
何を急に当たり前のことを言い始めたんだ? と不審に思う人もいるかもしれません。
そう思った人は、なぜ「進学校」の方がいいのか、具体的な理由を言えるでしょうか。
保護者の方なら、様々な理由をお考えになる方がいらっしゃると思いますが、当事者である受験生は、明快な答えを持っている子は少ないと思います。
ほとんどの受験生は、地元の小学校から中学校に上がった子たちだと思います。だから、ほとんどの子は「進学校」に通った経験がない。
今、自分が置かれている環境は、「受験勉強」という一点に絞ってみた場合、理想とは少し違っていることは想像できると思います。
公立中には、勉強が得意な子も不得意な子もいる。極端に苦手な子もいる。それ自体は大した問題ではないのですが、それが一つの学年、学級に集まって集団を作ると、どうしても勉強が不得意な子の方に合わせていきがちです。
勉強の妨害をするとか邪魔をするという直接的なことでなくても、たとえば休み時間に参考書や問題集を広げていたら、「何まじめぶっているんだ」という声(空気)が自分を取り巻いてきます。
特に日本では、「同調圧力」が強いですから。
ここまで言えば、冒頭から何を言いたかったのかわかると思います。「進学校」のよさは、いろいろあるけれど、「受験勉強」の観点から言えば、「勉強することがあたりまえ」の空気が自然とできていることです。
今は、こうした「勉強する環境」ではないけれど、それを嘆いても仕方がない。それより、塾生たちには、桐光の教室があります。
桐光にきたら、勉強してなければ、怒られます。帰らされます。勉強することが当たり前だし、勉強していない生徒は、周りに悪影響があるから、教室に入れてもらえません。
この環境なら、安心して勉強に専念できるはずですね。