「いきなりですけどね うちのオカンがね 好きな塾があるらしいんやけど」
「あっ そーなんや」
「その名前をちょっと忘れたらしくてね」
「分からへんの? いや ほな俺がね オカンの好きな塾
 ちょっと一緒に考えてあげるから
 どんな特徴ゆうてたかってのを教えてみてよ」

「あのー テストが近くなると 追加料金なしで
 授業が増える塾
やって 言うねんな」
「おー 桐光やないかい その特徴はもう完全に桐光やがな
 桐光は教師の手が空いている限り 授業をやってくれるからなぁ」

「桐光なぁ」
「すぐ分かったやん こんなんもん」
「でも これちょっと 分からへんのやな」
「何が分からへんのよー」
「いや 俺も桐光と 思うてんけどな」
「いや そうやろ?」
「オカンが言うには その塾はテストをしても追試が無いって 言うねんな」
「あー ほな桐光と違うかぁ 桐光はテストしたら必ず追試やるもんなー
「そやねん」
「桐光はね 追試をどれだけしっかりやるかで
 点数が変わってくるか よく知っとるもんなー

「そやねんな」
「な? だから 桐光は追試が終わるまでは どこまでも追いかけてくるねん」
「そやねんそやねん」
「桐光ってそういうもんやから ほな桐光ちゃうがなこれ」
「そやねん」
「あれ ほなもう一度詳しく 教えてくれる?」
「あのー テスト直前の日曜は、
 教師が時間外出勤してまでも 対策してくれるらしいねん」
「桐光やないかい テストで点数を取ってほしい想いが強いから
 ここまでしてくれんねんな しかも 今回は
 その週末の直前対策に塾生でなくても無料で参加できるねんて

「そやねんな」
「これは 参加しとくべきやなー」
うちのオカンが言うには。。。