だいぶ時間が経ってしまいましたが

「大学受験」シリーズの最後をお送りします。


今日は、大学卒業後のこと。


社会人となってしまえば、

大学とは一切関係がなくなる人もいますが

大学とは心理的に?縁を切ったとしても

離れられないのは「奨学金」の問題です。


私の友人に毎月奨学金を返済している子がいます。


彼女は、やりたいことが国公立になかったため

私立大学に進学しましたが、

兄弟との年齢が近いこともあって

奨学金を借りる選択をしました。

彼女は、大学内の給費生にも選ばれたので

他と比べれば少しは負担が軽いのですが

それでも月に万単位でお金が飛んでいくとのこと。


「少なくとも40歳までは返済に追われるんだ。

だから何としてでも

40歳までは働かないと」


奨学金の話をしていたときに

彼女はそう話していました。


大学には4年間しかお世話になっていないのに

卒業後約20年、

大学時代の”借金”を返していかなければならないのです。


「大学には思い入れなんてないから

とっくに気持ちの上で縁は切っているんだけど

奨学金はずっとついてまわるんだよね」


そんな彼女は東京に住んでいますが

物価の高い東京で

月に数万が飛んでいく状況は

かなり苦しいそうです。


「できるなら借りないほうがいい」


彼女はきっぱりそう言っていました。

そうはいっても、各家庭、様々な事情がありますから

どうしても奨学金制度自体はなくせません。


どうか早く、日本の子どもたちが

お金を気にせずに

高等教育を自由に受けられるようになってほしい

そう強く思います。



大学受験シリーズは今回で最後です。

最後までありがとうございました。