たまに生徒にこんなことを言われます。


「先生の親って、頭いいんでしょ?」


たしかに遺伝は大きく影響するところはあるかと思います。

でも我が家の場合は、

ちょっとちがうかなと思っています。

たぶん、皆さんの親御さんのほうがよっぽど優秀です。


そんなこと言うと今度は

「えー?でも、英語は得意だったんじゃないですか?」

なんて返答が。


ただ、これについては完全に否定します。


父も母も実は英語は大の苦手

母は「英語なんて嫌いだった!」と。

新婚旅行はフロリダだったらしいのですが

現地で英会話にかなり苦労したようです。


だから

私たち姉妹そろって

英語スピーチの学校代表に選ばれたときには

「なんで英語得意なんだろうね?

こりゃ、突然変異だよね、あはは」

なんて親に言われたものです。

(こんな感じでかなりのんきな親です)


そんなことなので

英語が好きで得意なのは遺伝でもなんでもありません。


ただ、両親のすごいところは

私が興味をもった英語のことを

私の幼いころから否定することもなく

時に一緒に学んでくれたところでしょうか。


カナダ人の先生がやっている

英会話の少人数の塾にも通わせてもらい

本当にのびのびと英語に触れさせてくれたと思っています。


小さいときに

英語なんて…と否定されてきていたら

たぶん英語の先生になっていません。


もちろん、英語の勉強について

努力しなかったわけではないけれど

「好き」っていうのはものすごい力を持っている

と思います。


「うちの親はこうだからなぁ…」なんてぼやかなくて大丈夫。

「好き」は遺伝をも超えますから


生徒の皆さん、

今持っている「好き」を大切にしてくださいね。